白・ピンク・ブルー・赤のネイルカラーの意味

ネイルの歴史は古く、日本では卑弥呼の時代から呪術を目的として爪を染色していたというふうに言われています。
現在ではネイルは女性の身だしなみやファッションとして行われていますが、そうしたおしゃれ目的のネイルも、平安時代には「爪紅」という名前で貴族の間で行われていたのです。

そんな古くからあるネイルは、単なるおしゃれの意味を超えたおまじないとしても用いられることがあります。
実際ネイルが好きな女性の中には、これから好きな人とデートをするという日には気合を入れてお気に入りの勝負ネイルにするというようなこともあるでしょう。

何か特別なことをする日や時間に、色や形を決めてネイルケアをすることは、心理的な安心感にも繋がって本人に精神的な安定感をもたらしてくれます。

ジュエルにも誕生石など意味がありますが、ネイルの色にもそれに似た意味があるのです。
ざっくりとした意味で説明をすると以下のような感じになります。

  • 白…無限の光、清純、経緯、尊敬など
  • ピンク…恋愛、幸福、優しさなど
  • ブルー…冷静、決断、リラックスなど
  • 赤…ポジティブ、勇気、情熱など

他にも色のついたネイルを身につけることにより、気持ちを特定の分野に向けることができるようになっています。
普段からネイルやマニキュアをつけているという人も、ファッションとしてだけでなく時々はそうした色の持つ意味を意識して選んでみるとよいでしょう。

目に入る指先が自分に勇気を与えてくれる

なぜネイルが心理的に意味を持つようになるかというと、それは指先が常に目につく部分にあるということが関係しています。
特定の色を身につけるということだけでも人は心理面に大きな効果を得るものですが、それが自分の体の一部ともなると、その効果はさらに大きなものになるのです。

人の指先というのは自分も他人も非常に目につくところにありますので、関係する人の多くにその心理的影響を与えることになります。
美しいネイルをしているとそれだけで気分が高揚して、なんだか自分に自信が持てたような気分になるものですが、それは他の人からもよく目につく指先の部分がとてもきれいに彩られているということが関係しているのです。

また人の爪の部分というのは健康のバロメーターになっており、ツヤツヤの爪をしている人というのは内臓の状態がよく、健康的な状態を保っているということを示しています。
ですので自分の気分がどうも優れなかったり、ちょっと落ち込んだ状態にある時に、ピンク色や赤色などエネルギーを感じさせる色でネイルをすることにより、気分を健康的で前向きにしていくことができるでしょう。
青色や黒色といったものは本来病的な爪の色ではあるのですが、そうしたものが身近にあることでちょっと荒れがちな気分を落ち着かせることができたりします。

ネイルは上手に使っていくことで、気持ちをうまく切り替えることができます。
TPOを意識することは大切ですが、自分にお気に入りの色を見つけて、いざというときの勝負色にしておきたいですね。