伸びる女性と止まる女性の違い

かつては女性は25歳までに結婚をするもので、それ以上は女性としての魅力はなくなるかのような言われた方をしてきました。
しかし現在では女性の社会進出が進み、また平均寿命も伸びたことから、30歳以上になってもまだまだ魅力的かつ精力的な女性も全く珍しい存在ではなくなっています。

20代のうちに結婚や出産をしても、または独身のまま30代を迎えても、エネルギーを感じさせてくれる女性はたくさんいます。
問題はどういった生き方をするかというよりも、どういう考えで生きていくかということと言えるでしょう。

ただし、単にやりたいことだけをやっていれば女性としての魅力を手に入れることができる、という訳ではありません。
年齢に関係なく成長を感じられる女性というのは、年齢相応の知識や経験を身に着け、それを周囲に理解してもらうことができる力のある人です。

いつまでも自分は若いと思い込んで言動を続けているようでは、いつの間にか周囲の人から「痛い人」扱いされることになってしまいます。

30歳を迎える前に、まず女性に知っておいてもらいたいがのが「自分の市場価値」です。
「市場価値」というとちょっとモノのようでよくないですが、簡単に言うと世間的には自分はどういった目で見られているかということです。

例えば30歳にもなれば性別に関係なく自分の身の回りのことくらいは自分ででき、また挨拶や周囲への気遣いなど、基本的なマナーは備わっていて当たり前というふうに思われます。
就職したての20歳そこそこの女性ならば多少失敗や失礼があっても「まだ社会人としての経験が浅いし」というふうに大目に見てもらえるかもしれませんが、それが30歳にもなるとそういう訳にはいきません。

「伸びる女性」というのはそういった年齢や立場から、自分に求められる水準というものを冷静に判断し、その上で自分に付加価値をつけていくことができる人のことを言います。

求められること、必要な習慣

そういった意味で女性にとっての30歳というのは、周囲の人と差をつける大きなチャンスと言えるでしょう。

仕事をしていくにおいて特に重要になるのが「自立心」で、自分にできることはきちんと自分の責任で行うという気持ちを持つことができるかが重要な鍵になってきます。
この「自立心」というのは他人を頼らないのではなく、相手を信頼して任せることができるという意味です。
自分にできることとできないことがしっかりと分かれば、キャパ以上のことを引き受けてあとから周囲に迷惑をかけるようなこともなく、周囲に相談しながら仕事をしていくことができます。

そうした客観的な視点を身につけるためには普段から自分の能力について考え、どうやればより自分の力を伸ばせるかという前向きな思考習慣が必要になります。