コミュニケーションの取り方のコツ
仕事をしているとしばしば感じるのが「この人苦手だなあ」という感覚です。
小さい頃から「みんなと仲良くしなさい」と言われてきてはいても、学校や地域で社会生活を送っていれば一度ならず「この人とは合わない」という感覚を何度も味わいます。
もちろんすべての人とまんべんなく仲良くなれればよいのですが、自分自身のことは変えることができても、苦手な人の苦手な部分を自分の力で変えるというのはできません。
そこでまず苦手だなと思う人と出会ったら、どんなところがどういうふうに苦手なのかということを考えてみることにしましょう。
苦手だなあと多くの人に思われるタイプの人にはいくつかの共通点があります。
- 人に対して意地悪なことを言う人
- 何事に対しても否定的な人
- 噂話が好きで口が軽く、他人のプライバシーに無頓着な人
- 上から目線で自分のメンツを異常に気にする人
- 無責任で嫌なことがあると勝手に逃げ出す人
その他にも「お金に汚くいつもねだったりたかったりする人」や「不潔で身の回りのケアが出来ない人」「つばを飛ばす、貧乏ゆすりをするなど周囲を不快にさせるクセのある人」「宗教やマルチ商法など勧誘ばかりする人」といったことも嫌われる原因になります。
そうした人に会ったら、その嫌いな原因が自分で何か対処できるものかどうかということを考えてみてください。
嫌な人にもいくつかの段階があり、口先だけの被害のときと、実際に防衛が必要なときとがあります。
もし口先だけの被害であるなら、深入りせずに「はいはい」と流しておくようにしましょう。
イラッとすることを言われることもありますが、被害が口先だけなら余計なことを言っているだけで、それ以上被害が及ぶことはありません。
むしろ面倒なの盗癖や虚言癖のある人で、そうした人は極力かかわらないようにするとともに、周囲の人と協力して被害を抑えるようにする必要があります。
仕事は仕事と割り切った付き合いをする
仕事上の人間関係の場合、関係自体を切りたいと思ってもすぐにできないことがよくあります。
そうした時は極力輪に入らないようにするとともに、仕事の付き合いと割り切ることが大切です。
仕事の付き合いがあるからといって、無理に食事やプライベートで関わりを持つとますます自分を追い込み、仕事そのものに影響が出てしまいます。
どこまで踏み込んでよいか迷ったら「仕事に影響するかどうか」というところを判断基準にして、それ以上はダメだと思ったらさっさと切り上げるようにしましょう。
仕事中の雑談に入らないと仲間はずれになったと思う人もいますが、その輪に入ることで自分がストレスを感じるようなら、コミュニケーション以前に本末転倒です。