男塗りの方法

女性の身だしなみに欠かせないと分かっていつつ、化粧品はかなり高価なものであるのでついつい勿体なさからちびちびと使ってしまいがちです。
ですが本当にその化粧品の良さを引き出すなら、ときに思い切った使い方をすることをおすすめします。

ファンデーションがどうしてもうまく塗れないと悩んでいる女性にぜひやってもらいたいのが「男塗り」と言われる豪快な方法です。
「男塗り」というのはパフなどを使わずにリキッドファンデもしくはBBクリームを手に取り、それを目一杯顔に塗りつけるということを言います。
名前の由来は豪快なやり方であることと、まるで左官屋さんが土壁を塗るかのような印象であるからです。

ポイントとしてはまずファンデーションを指先に取ったあと、手のひらでなじませるようにしてから顔につけるようにするということです。
先に手になじませてから顔につけることで、むらなく浸透をすることができるとともに、しっかり顔全体にファンデーションをつけることができます。

高い化粧品を使っている人の場合、どうしてもできるだけ少なく塗ろうとしてしまうので、それが色ムラや顔色の悪さの原因になってしまいます。
「男塗り」をすることでそうした色ムラを防げるので、ぜひ一度試してみてもらいたいです。

顔全体にファンデーションをなじませたら、最後にハンドプレスでしっかりと肌内部に密着させるようにし、最後の仕上げとしてフェイスパウダーで整えるようにすると、きれいに全体が仕上がります。

ポイント、注意点

よく言われることですが、高い化粧品をちびちび使うよりも、安いものであってもたっぷり使ったほうがきれいに仕上がるというコツがあります。
もちろん安すぎて粗悪な品物を使ってしまっては意味がありませんが、市販されている化粧品の価格のほとんどは広告費と言われているように、実際には高額のブランド化粧品とノーブランド品の成分が一緒というようなこともあるのです。

ファンデーションは顔全体の印象を決める重要なメイク用品ですが、その下地部分については必ずしもブランド品でなくてはいけないということはありません。

おすすめなのがBBクリームの利用で、チューブ式のものの中には成分もよく安価に使えるようになっているものがあります。
メイクすべてにお金をかけるのではなく、思い切って塗る化粧下地やベースメイクについてはそうしたノーブランド品にして、そこに重ねるアイメイクや口紅を贅沢にしてみるという使い分けをしてみると良いでしょう。

男塗りのようにたっぷり肌になじませる塗り方をすると、最初からパウダーファンデを使うよりも粉がふきにくく、また厚塗りになりにくいというメリットがあります。
肌色に近いリキッドタイプのファンデーションを先になじませておくことで、ほどよく顔の脂分が調整されて、他のメイクが乗りやすくなってくれるというのもメリットです。

しっかりベースメイクをしておくと長時間崩れにくくなるということもあるので、ぜひ試してみてください。