デスクワークで疲れ顔・ふけ顔になる理由

忙しい日の夕方や、長時間の残業が終わったあとなどには顔全体がぐったりと疲れたような感覚になります。

実際にそういった日は、家に帰ってきてメイクを落とすために鏡に向かったら、まるで一気に5歳老けてしまったかのような老け顔になってしまってびっくりした、なんてこともあるでしょう。

まず一番に知っておいてもらいたいのが、デスクワークというのは非常に顔に負担をかけやすく、長く行うと老け顔を作り出す原因になってしまうということです。
これは何も精神的に疲れてしまうからということだけでなく、長時間下を向いたり頬杖をついたりすることにより、顔に筋肉が垂れる原因となるからです。

中でも、特に顔に良くない影響を与えるとされているのが「猫背顎出し」の姿勢です。
パソコンを長時間使う人などは注意が必要ですが、猫背気味に上半身を丸めて、かつ顎をぐっと前に出して画面を覗き込むようにしていると、どうしても頭皮部分が後ろに引っ張られ、それでいつつ顎から首に掛けての筋肉が下に流れていってしまいます。

つまりその姿勢をしているときは顔が上と下に互いに引っ張られる形になるので、姿勢を戻したときに一気にたるみの原因になってしまいます。
接客をしながらデスクワークをするという業務の場合は、時々立ち上がったりお客さんに表情を作ったりということがありますが、ずっとオフィス内で画面とにらめっこをしていると言う人は十分に注意しないといけないでしょう。

もう一つ言うと、長時間画面を見続けることで眼精疲労が蓄積されていくので、それが目の周りの血行を悪くししてしまい、目の周りのくすみやクマの原因になってきます。

改善のマッサージ方法

老け顔にならないようにするためには、まずずっと同じ姿勢を取り続けることはやめて、時々顔全体をほぐすようにしてあげるのが効果的です。

また猫背気味の人は姿勢を正すように気をつけ、場合によってはデスクや椅子の高さを調節するなど、上半身を丸めないようにするという工夫も必要になります。

ノートパソコンの場合はどうしても画面とキーボードの位置が近いことから下向きがちになるので、キーボードを外付けにして画面を高い位置に置くなど工夫をしてください。

一日の顔の疲れを取るなら丁寧なマッサージもおすすめです。
自宅に帰ったらまず温めたおしぼり(軽く濡らして電子レンジで数十秒温めるとよい)を顔全体に乗せて、数分間そのままの姿勢で顔を温めます。

すると顔全体の血行がよくなりますので、それから顔を中央から外側に向かって撫でるようにしてマッサージをしていくと、リンパの流れと血行を同時に良くしていくことができます。

また思い切り口をあけたりして、頬や顔まわりの筋肉を動かしてあげるのもおすすめです。
日頃からマッサージを行うことで、疲れ顔、老け顔の進行を食い止めることもできます。

マッサージで治らない場合

疲れ顔、老け顔があまりに深刻な状態ですと、マッサージでは治らないので注意しましょう。
できるだけ早い内から対策することが大事なので、まだ顔の状態が深刻でなくても対策を行っていくことが大切です。

深刻化したしわやクマを治すには、美容整形を利用することになります。
美容整形と一口に言っても様々な治療法があり、顔を手術する方法から、注射だけで対処できるものもあります。
注射には多くの種類が存在します。例えばプラセンタ、ボツリヌス、コラーゲン、ビタミン、アリナミン等があり、目的と好みで注射を選びます。

珍しいものでは、自分の細胞を注射する方法もあります。これは再生医療の技術を応用しています。
再生医療とは、怪我などで体の一部を失った人に、自分の細胞を培養して、失った部分を復活させる治療法です。
美容においても、加齢とともに失われた細胞を補充することで、若々しい肌に戻すことができるのです。

自分の体から培養した細胞なので拒否反応が出にくいですし、安心できるとして人気が出てきています。